September 26, 2025

The 19th “Tabete-Mite-Zadankai (Chefs chat)”

The 19th “Tabete-Mite-Zadankai (Chefs chat)” On Monday, September 1, 2025, the 19th Tabe-te Mite Zadankai was held. Since its first event in October 2020, the roundtable has been organised by Washoku Lovers through its 18th session. From this 19th session onward, the newly established nonprofit organisation Washoku Oceania Network (WON) has taken over as host. With […]
September 26, 2025

第19回 食べて見て座談会 活動報告

第19回「食べて見て座談会」 2025年9月1日(月)、第19回となる「食べて見て座談会」が開催されました。 このイベントは2020年10月に第1回が行われて以来、Washoku Lovers 主催で第18回まで続けられてきましたが、今回からは新たに発足した NPO法人 オセアニア日本食レストラン協会(WASHOKU OCEANIA NETWORK/通称 WON) が主催を引き継ぎます。 オーストラリア日本食親善大使・出倉秀男氏の協力を得て、NPOとして初めての開催となった本座談会。当日は天候にも恵まれ、午後3時の開始前から多くの参加者が集まり、和やかな雰囲気の中でスタートしました。 司会は、第1回から務めている元 Washoku Lovers 代表で、現在 WON 副代表の Yuri Tazunoki 氏。新設 NPO の紹介を交えながら、円滑に進行します。 参加者は、飲食業界の第一線で活躍する料理人や関係者が中心。自己紹介の後、出倉秀男氏、NPO役員の Ohuchi Takashi 氏、Ryota Kumasaka 氏、Yuri Tazunoki 氏、そして WON 代表で今回の講師を務めた Takumi Kawano 氏 が挨拶を行い、本格的に座談会が始まりました。   講師・Takumi Kawano 氏の登壇 Kawano 氏の登壇は、第1回・第14回に続き今回で3度目。過去には以下のテーマで講演を行っています。 第1回(2020年):料亭「吉兆」で培った経験をもとに、鯛茶漬けを題材とした調理紹介と料理哲学 第14回(2024年):日本料理の歴史と健康食をテーマに、一汁三菜や精進料理を現代風にアレンジした事例紹介 そして今回(第19回/NPOとしては第1回)のテーマは―― 「視覚で楽しむ『和』の世界と味覚変化の体験」 「アートと味覚を通じて和の季節感を感じる」 というユニークな試みが行われました。   第1部:食材で描く、季節の風景 最初のセッションでは、「和の器を使わず白い器だけでどこまで和の世界を表現できるか」 という挑戦が披露されました。 海外では和の器は高価で手に入りにくいため、織部焼や備前焼などの器、唐草や山水、竜田川といった文様を使わずに“和の世界”を表現する方法を紹介。 抹茶、ビートルート、ブラックベリーなどの自然素材を“絵の具”に見立て、桜や竹の景色を器に描くように盛り付けた料理は、まるで絵画のよう。参加者も実際に体験し、食材を使った表現の奥深さを共有されました。 […]